怪具

怪病の治療のため怪病医が用いる道具。
可愛らしいペットのような怪具から、
中には危険な怪具も…。

  • 軽口急須(かるくちきゅうす)
  • 狐格子(きつねごうし)
  • コンタクトレンズ
  • 障子目(しょうじめ)
  • 猫蒲の穂(ねこがまのほ)
  • 嚢中の爪錐(のうちゅうのつめきり)
  • ピポポ
  • もけもけフクロウ
  • 夜声真珠(よごえしんじゅ)
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軽口急須

軽口急須

かるくちきゅうす

この急須で注いだ飲物を飲むと、口が軽くなり、本当のことしか言えなくなる怪具。
茶葉の種類は問わない。本音を言ってしまうこと自体が代償でもあるため、副作用はない。

狐格子

狐格子

きつねごうし

格子に空いた窓から覗くと、霊感のない人でも「怪」が見える。
普段「怪」が見えない人が覗きすぎると徐々に視力が奪われてしまう。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

涙が変化する怪病の症状を一時的に止めることが出来るコンタクトレンズ。
治癒するわけではなく、ただ蓋をするだけの怪具のため、身体に怪を溜め込むことになる。

障子目

障子目

しょうじめ

二枚組の怪具で片方の障子が見ている景色をもう一枚の障子から覗くことが出来る。
材料に存在感を消す猫蒲の穂が使われているため、近くにあっても気付かれることはない。

猫蒲の穂

猫蒲の穂

ねこがまのほ

口に咥えている間は自身の存在感が消え、誰にも見えない。
代償として存在感を奪うため、使いすぎると咥えていない時も人から認知されなくなる。
障子目の材料の一つ。

嚢中の爪錐

嚢中の爪錐

のうちゅうのつめきり

爪に関する魔や怪を追い払う爪錐。その力は強力で大抵のものは祓える。
ただし、風采が立派で美しく、優れた知性、品性、高い才能を備えた男性にしか使えない。

ピポポ

ピポポ

ハトの姿をした紅葉の道案内用ペット怪具。
一度通った道を正確に覚え、主を正しい方向に導く。
ラムネのもけもけフクロウに並々ならぬライバル心を抱いている様子。

もけもけフクロウ

もけもけフクロウ

ススキで作られたミミズクのようなペット怪具。フクロウのため首がよく回り、夜目が効く。
羽はないためフワフワと浮遊するように飛ぶ。主人の命令以外は聞かない。

夜声真珠

夜声真珠

よごえしんじゅ

愛し合っている男女がひとつずつ持っていると、離れていても貝を通して声を届けてくれる怪具。
使うほど声を奪いながら真珠が成長する。
声を完全に失うほど育った互いの真珠を食べると永遠の愛が訪れる。